For Earth, For Life Kubota

クボタ環境サービス株式会社

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代表取締役社長 三谷博德

私は株式会社クボタ(当時久保田鉄工株式会社)に入社して37年ほど勤めてきました。入社後は人事部門や経理部門など間接部門での仕事が長かったですが、十数年前に環境事業部門に異動。2006年にクボタからクボタ環境サービスに出向となりました。その後、2011年までクボタ環境サービスで経営企画や総務で仕事をしてきました。これが私にとっての変化点であり、今のベースになっていると思います。

正直、ということ。

会社という組織の中で仕事をする上で大事なことは、嘘をつかないというか、事実を事実として認識してかつ、情報をきちんと周囲と共有していくということだと思います。
技術面でもこういうことが得意だとか、あるいは営業でお客さんと接するのが得意だとか、一人一人の得手不得手があると思うんですけど、全てにおいてある意味で正直であるというのが非常に大事だと思っています。

やはり組織というのは人の塊になりますので、どうしても人間模様というのが影響します。そのような中でも、風通しが良くて個性を発揮することができる、働きやすい環境を大切に、言いたいことが言えるという風土を今まで以上に良くしていきたいと考えています。そしてそれは会社の姿勢ですから、私が明確に宣言し、たとえば人事的な部分であれば総務部がそういう部分をフォローしていくということも必要だと思います。上司に話がしにくいというような状況は、基本的には上司が解決しなければいけない。各部門の上司、課長とか部長とか事業部長、もちろん、社長がそういう話し易い雰囲気を責任をもって作らないといけないと思っています。

新しい取り組み、人材育成、そして進化。

クボタ環境サービスは、当初はクボタの環境事業のアフターサービスを担当する会社としてスタートしました。ひとつは上下水、し尿処理や埋立処分場の浸出水などの水処理の分野。さらにゴミ焼却、リサイクルという事業分野がありますが、その中で上下水を除く水処理と焼却リサイクルは、プラントの建設から当社でやるようになりました。
今ではプラントの建設から運転管理、設備の維持管理まで全てやりますという、オールインワンのスタイルで事業を行なっており、それをより高めていく時期だと思います。もともとあったアフターサービスの会社というイメージから、プラントメーカーとしての立ち位置をもっと前面に押し出していきたいと考えています。

プラントメーカーという意味では当然、プラントの設計、設計の元となる技術が重要です。クボタグループとして親会社・クボタの研究開発ゾーンと連携して新たな技術開発を行なっていくということが必要だと思いますし、今後は当社でそういう部分も行えるようにする必要があります。そのための人材も必要ですし、育成のプログラムの充実も大切ですので力を入れています。

成長のカギは向上心。

新しいことに拒否感のない人、向上心を持っている人にぜひ興味を持って欲しいですね。向上心があれば自分も周りとの関係も必ず進化していけるはずなので。誰にも得意分野、不得意分野はそれぞれあると思いますが、それをどうやって克服していくのか、あるいは自分の強みをより伸ばしていけるか。自分自身がより高みを望むという気持ちを持っていれば、きっとうまくいくと思います。