営業はお客様の要望や地域の状況などをいち早く取り込み、どのようなプラントづくりをするのか、どんなチームで臨むのかなどを検討。プロジェクトの表に立って全体をリードする役割もあります。機械系、電気系、環境系、ベテランも新人も・・・社内のスタッフがそれぞれの持ち味をうまく活かしてお客さんも、そして自分たちも納得のいく、誇りに思えるプラントをつくるための重要な司令塔です。
例えばクボタの水処理の歴史は長く、この間に様々なアイデアが生まれ、技術を育み様々な製品やノウハウ、そして実績データとなって蓄積されてきました。この膨大な知恵の資産をバックに、最新の技術や自分のセンス、アイデアをフル活用して目の前の課題に応える「カタチ」を生み出す。いわばそのプラントの理想の姿を描く仕事が計画設計。当然機械や電気の知識や経験は重要な要素になります。更に化学や生物、プラントを建てる地域の特性など幅広い視点で、「長く活躍するプラントを造る」というチャレンジです。でも、もちろん夢をもって現実を描くのもルール。予算とコストなどの問題も解決しながら想いを形にしてお客様へご提案。そうすることでお客様から評価を受けることになります。
お客様から採用されたプランはいよいよ実際のプラント建設に向けた作業がスタートします。計画設計で描かれたプラントの理想は、現地の詳細な事情と照らし合わせながら、細部にいたるまで設計をしていきます。処理するものの手順や流れ、機械や操作機器の配置も実際にプラントを運転する人たちの使い勝手に配慮したり、地域住民に親しみを感じてもらえるようなアイデアを盛り込んだりと、この場所にふさわしいプラントとしてのリアリティを追求します。
プラント建設が始まると、様々な技術をもったたくさんの人たちのチカラを借りて作業が進みます。プラントの建物自体を建てるための土木工事や建物の建築、同時に大きな機械の搬入・据え付け。プラントの血液とも神経ともいえる電気の配線や電気機器の設置など複雑な作業工程をスムーズに進めて行くには、機械系・電気系で磨かれた知識やセンスが重要です。様々な機器の仕組みや動作、運転の仕方、制御の仕組みなどの理解や、無数の繊細な機器を繋ぎ合わせてひとつの大きなシステムに組み上げる、緻密で柔軟なセンスが問われる高度な現場です。
プラントに機器が据え付けられ、一通りの設定などが終わると試運転の開始です。クボタ環境サービスは設計、施工から運転、メンテナンスまでプラントに関わる全てのサービスを提供できるので、試運転の段階で造る側からみた理想の運転のあり方だけでなく、現実の運転側から見たプラントのリアルな問題点や改善できるポイントなどを見つけ出し、素早い対応が可能になります。このプロジェクトが思い描いた理想のプラントにより近づけるためのトライアルはまた新しいチャンスとヤリガイを生み出します。
出来上がったプラントは造るチームから運転するチームに引き渡されますが、運転時の様々な問題やデータなどはフィードバックされ、改善や延命のための様々な提案に結びつけることができます。
自分たちが考え、作り、試した機械や電気が実際に使われた結果や状況などのデータをもとに、また新しいチャレンジができるというのもプラント事業をトータルに展開しているクボタ環境サービスならではの面白さです。
プラントにある無数の機械や計器、複雑な電気機器や配線、システムのメンテナンスにも高度な技術が要求されます。
実際にクボタ環境サービスの現場にはマニュアル通りの点検やメンテナンスや機械・電気に関する知識や情報だけでなく、そのセンスや五感をフルに活用して信頼性の高い保守・メンテナンスサービスを提供できるベテラン社員がたくさんいます。
機械系・電気系のセンスや感覚を研ぎすまし卓越した技術を身につける。こうしたスタッフがいるからこそ高度化するプラントが安全にチカラを発揮することができます。
