
ーーー 新人ふたりの入社のきっかけを教えてください
タカツキ: 大学4年の時の研究のテーマが、水処理に関するテーマでした。そこから水処理とはなんだという環境的なところに興味がいって水処理をやる会社で働きたいなと。それでクボタ環境サービスに魅力を感じて。
オクノ: 水処理の研究ってどんな?
タカツキ: キャビテーションっていう微小の泡を発生させて、対向電極間に高電圧を引火させプラズマを作らせて。それで工業水についた色を落とそうっていう。ほぼ環境というか。研究室自体がそういう感じで、環境に興味がありました。人様の役に立ちたいっていうのが自分の最初の思いなので。
イカリ: 僕は環境系の仕事につきたいっていうのが一番大きくて。それでこちらの会社に大学の推薦で受けさせていただいて内定いただいたっていう形ですね。自分にとって水処理が環境に一番身近なことなので。自分が住んでいた所が山で、真横に川があって綺麗だったんですけれど、ちょっと離れると、工場とかがあって汚れているなっていうのが見て分かりました。水を綺麗に大事にしていきたいなっていうのがあって環境系の仕事にしました。
オクノ: プラント造りはまず営業さんが情報を取ってきて、コンサルから仕様が出てきて。こういう処理方式で水質をここまで落としますよとか具体的な検討をして、維持管理費とかいろいろ計算したりします。最近の入札ではお客さんからこんな課題があるけどどうやってプラント造りますか?という提案を求められることも多く、お客さんのニーズを捉えるために現場調査なり、お客さんと話したりして、提案書にまとめて提出。こういう青図を描くっていうところが計画設計の主な業務です。
タカツキ: 僕は実施設計をやっているので計画設計からの引き継ぎの会議から関わります。
オクノ: 彼(タカツキ)は電気の実施設計をやってるんですけど、計画段階でも機械や電気、工事の人にも入ってもらって「ここ、こうしたいんだけどできるかな?」とか「もっといい案ないかな?」とか。みんなで創り上げていくのが楽しいですね。プラントに必要なのは機械と電気と生物学と・・・いろいろな知識の集合体なので、機械や電気のスタッフに相談しながら設計しますね。
ヤハタ: 実施設計では計画設計段階で詰め切れなかった細かいところなども設計します。実際に機械を置いていって、そこにバチッとはまったときや配管なんかも決まったときは嬉しいです。最終的にお客さんに納めるプラントは実施設計がベースになるので、実際にできたものと図面との整合性がとれるのもいいですね。
オクノ: 悔しい事に、僕がやっている計画設計は「この施設おれが造った」って言えないんです。(笑)書面上でも実施設計の名前が載るし、あの施設はおれが造ったって言える。
イカリ: 半年間、事業所で維持管理を行っていたのですが、プラントはたとえば大きな機械Aがあったら、Aだけで動いているんじゃなくてBもCもDもEもあって、それがつながって最終的にその運転状況をクリアしてはじめてAが動き出します。一部分だけ知っていてもダメで、配管のライン、操作、圧力だとかオイルの量とか。点検のときもひとつだけを疑うんじゃなくいろいろなことを考えていかないといけないので幅広い知識がいる。そこが楽しいって思いますね。
タカツキ: 電気的なところでもひとつの仕事にとらわれない、あらゆる知識が必要なのでたくさん新しい発見がありますね。製品を作るメーカーと違って、全体を設計して業者さんに仕事を依頼してそれを組み立てるような。センサー、データ、制御・・・あらゆるものがパズルのピースみたいになっているイメージですかね。これは設計でしかできない、自分だけの面白さを味わう感じです。全部完成できて思った通りに行くとヤリガイを感じますね。
オクノ: いろんな知識が必要なので、自分一人じゃできない。チームなら自分がわからなければ他の人に聞けるのがいいです。
タカツキ: それにいい先輩がいっぱいいますし。入社後は一ヶ月間の現場研修があって、その現場での知識が設計でも活かせるというのはありますね。実際にものを見ると驚きとか発見とかあります。
オクノ: 僕はゼロベースからこういう風に描きたい、こんな建物にするんだよ、ここに機器を置くんだよとかが計画できるのが楽しいですね。自分の考えでこうしたらもっと良くなるなというところを提案したりできるのが面白いですね。
それとウチは担当者に仕事を任せてくれるところがあるでしょ。電気設計も?
タカツキ: そうですね。自分で判断できるところは自分で判断するんですけど、そういうチャンスをもらってるわけなので、それを自分の成長につなげていければと思ってます。
イカリ: メーカーとは全く違ったジャンルの仕事だということですかね。人ひとりに対してではなく市とか県全体とかの大規模で、責任感もあるし、世の中のためになるし。
タカツキ: 色々な意味でスケールの大きさというやりがいはあると思います。
オクノ: 実際にでっかい施設とか造ってるし。
タカツキ: 製品を作るのがメーカーの仕事だとすると、プラントの仕事の中では、機械・電気・化学・土木・建築とか幅広い知識や技術の組み合わせが必要で、学べる場も大きくなる。
単純な大きさでいったら大小さまざまだけど、一つの施設で市町村を網羅するんだから対象は何万人とか何十万人とか。クボタ環境サービスの場合それが全国にあるので日本全国の人達に対してサービスしてるってイメージだからかなり大規模ですよね。
オクノ: 日本全国、プライベートでは行きそうにないところに出張いったりします。(笑)それと扱っている金額がでかいっていうのはあるよね。何億とかの規模で仕事している。
タカツキ: それはプラントの仕事じゃないとできないですよね。
オクノ: 一個でそんな金額ってなかなかないと思う。
タカツキ: わくわくっていうか、利益も大きな額あげられるんですけど、反面うまくいかなかったときの赤字とかのプレッシャーは結構あり、使命感とかはありますね。
オクノ: そこもヤリガイあるよね。
タカツキ: 自分ら若い年にしてそういう何億とかいう仕事を任せてもらえるのは、この会社でないとできないと思います。
タカツキ: 偏った知識じゃなくて幅広い知識が必要になるというところはプラントの仕事でしかできないっていう自慢はありますね。
オクノ: おれたちはこの機械と機械を組み合わせて造ってるねんってね。
タカツキ: 本当にそうですね。メーカー側には味わえないっていうのはありますよね。
イカリ: やっぱり動かす人の数が違うというか。大勢でやらないといけないっていうので、一致団結じゃないですけど。
オクノ: チームでするっていうのはひとつのヤリガイですよね。チームでやると責任感がでる。あとは社会貢献っていうのがあります。友達と何してんのって話になる時に、埋め立て地のごみ処理施設造ってるって言うと、なんかすごそうだなってなる。
タカツキ:メーカーだったらそういうのあんまり感じられないですよね。
ヤハタ: タカツキの場合はさ、電気屋さんが作ってきた盤とかを組み合わせて最終的なプラントとしてどうやって納めるかっていう設計をやっているわけじゃない? 盤屋さんは作ってきたものをあくまで製品として納めるんだけど、ウチは施設として納める。そういう意味では機械・電気系の学生さんは今までやってきたことをベースにもうひとつ上のステップで活躍できる。研究職みたいに極めていくのも一つのパターンですが、プラント造りには組み合わせて造って、さらに社会貢献っていうプラスを付けて納めるっていう面白さがあると思います。
オクノ:社会貢献という意味で責任感のある仕事をしている実感はある?
ヤハタ: 上下水も、し尿も埋立も焼却も環境を守っているっていう責任感がある。あと家庭一つに対して一個ある炊飯器とか冷蔵庫とかいうレベルじゃなくて、市とか県単位の環境を守るために僕らは仕事してる。そういう責任感があると思います。
イカリ: プラントには機械だけでも何十種類、何百種類ってあるじゃないですか。だから色んな機械が見られるということと、その運転も管理できるってところが魅力的ですね。
タカツキ: 先輩がみっちりついてくれるのは2年目くらいまでかな? 遅い早いはあるでしょうけれど、これならもう任せられると思ったら任せて、あとは周りがフォローはするので、実際にやってもらう感じですかね。
イカリ: 最初はずっと先輩についていて何かあっても最終的にはなんとかしてくれるっていうのはあったんですけど、自分一人だともう自分しかいないんで。失敗できないっていう責任感がありますね。だから担当する仕事のことをより勉強しますし、色んな人に支えてもらいながらですけど、より真剣になりますね。
採用担当: 制度っていうわけじゃないですけど、任せるというやり方を昔からしていますね。イチから教え込んでいって、一人前になった時に任せましょうっていうやり方もあるでしょうが、早い段階で未熟かもしれないけど任せて、仕事とかそういう立場がこの人を創り上げるっていうやり方もある。どっちも一長一短あるんでしょうけど。クボタ環境サービスの場合は後者の方でやっていて、みなさん成長していると感じています。
ヤハタ: ウチの会社そのものも成長途中。若手をとり始めたのも最近だしどう育てていくかというところも。だから変なとらわれや考え方が全くないので若手の意見も通しやすいんじゃないかなと思います。会社が急成長しているというところもあるし、手探りというか、チャレンジしながら自分たちで会社を創っていってるっていう感触もありますね。
オクノ:きっと過渡期にあるんですよね。会社自体が。そこで自分が創っていってるっていうのも大げさかもれませんが、関われてるというか。若手でありながらも期待されているのも感じますし。それから自分の意見を聞いてくれるし通しやすい。
ヤハタ:僕とかオクノさんの場合は、部署に1人目の新人というか若手という立場で入ったので、先輩の皆さんが今まで作ってきた経験をどれだけ吸収して、その上で僕らのオリジナルを加えてどう自分の魅力を出していくのかっていうところなんだと思います。その中で10年後とか20年後をどうしていくのかという責任みたいなのを感じます。いずれ今の若手によって会社の今後をどう創っていくのかが決まってくると思うので。
これから入社する皆さんには仕事に対する責任感はもちろんですが、今後の会社をどうしたいかというところを5年目ぐらいまでにイメージしてもらえると良いのではないかと。また、その中に自分らしさも出してもらえたらとも思います。
タカツキ:今の話を聞いて、自分の会社を自分たちで切り開くじゃないですけど、成長させていく使命感っていうのを感じました。
タカツキ:クボタ環境サービスは成長が加速している企業だから、若手の方がいっぱいチャンスをもらえると思うので、挑戦してみたい方は是非来てみませんか?っていう。・・・1年目の僕が最初って順番おかしくないですか?(笑)僕からって。
イカリ:早い段階から仕事が任され成長できるし、しかもそれが実感できると思います。また自分の考えや大学で学んだ知識を活かして仕事に取り組めば非常に達成感もありますし、すごく楽しく仕事していけるんじゃないかなって思います。この会社に興味あるんでしたら、エントリーされてはどうでしょうか?
ヤハタ:ウチの会社はクボタが長年培って来た経験値も含め事業移管されたという部分と、自社としてこれからどう色を出していくか、どう成長していくかっていう部分があって、今後のクボタ環境サービスというブランドは僕たちまだ若手の社員とこれから入ってくる皆さんと作り上げていくことになるんだと思います。また今まで大学とか高校とかで研究してきた機械、電気、環境っていう総合的な知識と、それを組み合わせていくイマジネーションをどう社会貢献に結びつけていくかっていう会社になっていくとも思います。ウチはそういったところで面白いと思いますし、雰囲気もすごくいいので、入社してみては?と思います。
オクノ:最後に先輩として一言。コミュニケーションがとれて、自分自身成長したいっていう方は、是非うちの会社に来てください!