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機械系・電気系がうずく魅惑のジャングル? 下水プラントに潜入!

水処理プラント部 設計課 岡崎陽介
プラントの設計と一言でいっても、どんなプラントを作るのかを綿密にデザインする「計画設計」と、実際に現地でどう建てるのかをある時は大胆に、またある時は繊細なセンスで取り仕切る「実施設計」とがある。「実施設計」は現地やその周辺の様々な事情、住民の皆さんのことなどあれこれ考えながら、計画された夢を形にする仕事だ。
今回は出来上がったばかりの水処理プラントを実施設計担当のベテランとツアーしてみた。
プラントに入ってくるし尿、浄化槽汚泥は、一旦地下の大きなプールに。
そのすぐ隣の部屋にはポンプがずらりと並んだポンプ室。
このポンプが施設各所のいろいろな水の流れを作る。
ポンプはまるで心臓。
中にはカッターが仕込まれていて、ごみを粉砕しながら次の装置に送るポンプも。
様々な種類のポンプ
そのほかにも、ブロアなども地下室にあって、水の流れ、重力、人の動きなどの効率を徹底的に追及した構造や配置がされている。
機械の力、自然のチカラいろいろ使う。
地球がカラダだと プラントは臓器 キレイになる水が血液なら 電気は、まるで神経。水槽に空気を送り込むブロア
無数のセンサーから送られてくるし尿、浄化槽汚泥処理の状況や水質、それぞれの機器のコンディションなどを集中管理。
加速的に高度化するシステム。
機器・装置の性能を活かしながら、省エネの効率運転を支援するシステムなどシステムもどんどん進化中。
下水をキレイにする前処理。
プラントに入ってくるし尿、浄化槽汚泥から砂などを取りのぞき水槽に。含まれている汚泥を取り出したら、汚水はバクテリアできれいにする水槽へ。汚泥は脱水して別の処理施設へ渡す準備をします。長い間使われてきた技術と最新の技術とがプラントのあちらこちらで組み合わされています。
汚泥を脱水する装置 長年使われてきた良い技術と 未来を目指す新しい技術とが 肩を並べてチカラを合わせる 機械の博覧会?
水を処理するだけでなく、施設全体の脱臭にも高度な技術が。地域住民の生活を支えるインフラは、住民にとって快適な施設であることも需要なポイント。
そして地域とのつながり。
プラントの中には、ゴミの焼却熱を利用して発電をすることで、災害時などにも地域住民のエネルギーを支えたり、また施設自体が避難所としての役割をするなど、技術の進歩とともに、地域の生活との関わりも進化している。
見えない所にも様々な先進技術。
水処理は受け入れたし尿、浄化槽汚泥を水槽にため、いろいろな装置を通して処理をしながら別の水槽へと水を移し替えながらきれいに。
当然水槽の中にも様々な処理をする散気装置を配置している。例えば水に細かい空気の気泡を送り込みバクテリアの活動を活性化させたり、水をろ過してきれいにするための膜など高い技術の提供で、プラント全体の処理効率アップの提案や支援も重要なサービス。
そしてキレイになった水は 消毒などの処理をして川へ 放流!
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