女性の視点Talk with Women members
Round-table talk
水処理プラント部 設計課
久下 春美
2016年入社
水処理技術部 技術第一課
橋爪 祥世
2012年入社
焼却プラント部 技術課
菅井 佳奈子
2017年入社
リサイクルエンジニアリング部
プラント設計課
宮野原 桜子
2018年入社
水処理技術部 技術第二課
清水 梓希
2018年入社
※焼却及びリサイクルのプラント事業は移管しているため
現在、在籍していない社員も含まれます
※取材当日の所属
「女性としての働きやすさ」は気にせず
自分らしく働けるかで会社を選んだ結果
クボタ環境エンジニアリング株式会社を選んだ理由は?
宮野原私は、就職活動で「家事・子育てと仕事の両立」といった、女性としての働きやすさはほとんど意識せず、職務や事業に興味を抱けるかどうかで会社を見ていました。それで選んだのがクボタ環境エンジニアリング株式会社だったわけですが、みなさんはどうでしたか?
菅井特に「女性として」という意識はなかったな。ただ、社会人になってもプライベートの時間はしっかり確保したいと思っていたので、有給の取りやすさは気にしていたけど。そういう意味で、クボタ環境エンジニアリング株式会社の規模の大きさや、福利厚生がしっかりしていそうな点は大きかったですね。
清水私も菅井さんと似た感じです。女性という部分にフォーカスするのではなく、仕事もプライベートも含めて自分の思い描いたライフスタイルを実現できそうかという点で考えていました。重視したのは社風です。クボタ環境エンジニアリング株式会社は、若い先輩社員から話をうかがう機会を多くセッティングしてくれました。社員の方々の人となりや、たたずまいに触れて、こういう人たちとならフィーリングが合いそうだと思い、入社を決めました。
橋爪みんな理系出身だから、程度の差はあっても、学んだことを仕事で活かしたいという想いは一緒だと思います。自己実現の可能性を優先するから、女性としての働きやすさみたいなところはあまり気にしませんよね。私もそうでした。ただ、久下さんは、ワーキングマザーとして働ける職場を探してクボタ環境エンジニアリング株式会社を選んだんですよね?
久下専門学校を卒業して建築設計事務所への就職を決めたころは、みんなと同じ感じだったけどね。当時は結婚も子どもを産むつもりもなかったから、女性が自立する為に、職務を通じていかに専門的な技能を身に付けられるかを重視していました。設計事務所から建設会社に転職したのも、設計ばかりでなく現場の実情にも通じておきたいと思ったから。
清水職務中心の考え方が変わったのは、結婚や出産があったからですか?
久下結婚より出産が大きかった。保育園の送り迎えや、子どもが急に熱を出したときの対応など、どうしても、子育てと仕事を両立させるための制度や時間が必要になるからね。事実、前職の建設会社では、保育園に迎えに行く時間が遅れてしまうことが多くて、「これ以上同じことが続くようなら預かれませんよ」と厳しく注意された事もありました。それで、子育てと仕事の両立ができる環境が整っている会社に転職しなければとなったんです。
ワーキングマザーでも十二分に活躍できるし
独身・若手でも遠慮せず休みを取得できる
橋爪そんな久下さんから見て、クボタ環境エンジニアリング株式会社はどんな会社ですか?
久下時短勤務を条件に採用してもらったけど、正直なところ、いざ働き始めたら「やっぱり責任ある仕事は任せられない」ってなってこれまでの経験を活かす仕事が出来なくなるのではという不安はありましたが、現実には、他と隔たりなく仕事を任せてもらえていますし、皆さん人柄もよくて、急に遅れたり休んだりすることになっても快くサポートしてもらえるので、期待以上に環境が整っていました。恵まれた職場だなと感じています。
清水いずれは、結婚・出産したいと思っている身としては心強い話です。でも、クボタ環境エンジニアリング株式会社の女性比率は、相対的には低いですよね。「女性だから」と不当な扱いを受けることはありませんが、逆に、必要以上に気を遣われている気がしてちょっと落ち着かない気分になることもあります。
宮野原あるある! 日常の雑談のなかでも、過剰なほどにセクハラに注意しているのが伝わってきて「もっとフランクに接して欲しいな」と思う場面が少なくありません。
橋爪最初の1~2年は、清水さんや宮野原さんが指摘するように、妙に気を遣われていたけど、2年目の途中くらいからくだけてきて、遠慮がなくなっていった気がする(笑)。もちろん、キャラクターによるところもあるだろうけど、女性社員と接することに慣れてもらうことでも、状況は変わってくる気がします。
久下みんなからすると「女性比率が少なくて扱いに慣れていない会社」かもしれないけど、前職では女性は自分1人だけという環境にいたから、私にとっては嬉しいことばかりですよ。女性社員のグループで一緒にお昼を食べに行くなんてことも、前はありませんでしたから。
宮野原久下さんは、今も時短勤務ですよね?
久下保育園に子どもを預けるために、朝を遅くさせてもらって9時半出社です。必要に応じて残業しますが、どんなにやっても19時までにさせてもらっています。
菅井ご自身なりに工夫なさっていることはありますか?
久下どんな仕事でも、できるだけ周囲の人たちに関わってもらうように心がけています。独りで抱え込んでいると、子どもが熱を出したときなどは、フォローする側が大変になってしまいますから。あと、できないことはハッキリ「できない」と意思表示すること。見栄を張って引き受けて、後から「やっぱり無理でした」となると、やはり、まわりに迷惑をかけてしまいます。この点に気を付けていれば、急に休ませてもらうような事態になっても、大きなトラブルなく、まわっていきます。ちなみに、私は「子どものため」という大義名分があるので、休んだり早く切り上げたりは大きな苦労なく出来るように配慮してもらっていますが、独身の皆さんはどうですか?
菅井私は、自分の仕事が終われば遠慮なく早く帰りますし、休みも気兼ねなくとれていますよ。むしろ、残業していると「大丈夫?」などと声をかけてもらえます。
橋爪大阪支社に勤務している人は、みんな菅井さんと同じ感じなんじゃないかな。東京は、ちょっと違うみたいだけど。
清水気兼ねして早く帰れないという感じではないので、東京というよりかは、職種による違いですかね。私自身は、繁忙期とヒマな時期がはっきりしている職務なので、そのときどきの都合に合わせる形で勤務できていますよ。
橋爪私は、若手のころに当時の上司から「やることがないのに残っているのは、むしろ会社に背いていることになる」と教わりました。会社を見渡してみると、基本的にこの風土が根付いていると思いますね。
チャレンジしてみようと思える前向きな姿勢で
道を切り拓いていける人に仲間になってほしい
宮野原総じて、クボタ環境エンジニアリング株式会社には、女性であることをハンデに感じるようなところはないと思います。ただ、現場事務所に女性の更衣室がないとか、小さいサイズの作業着や安全靴が用意されていないとか、業界自体に女性が少ないことの影響は感じます。そういう意味では、もっと女性に入社してもらって、比率を半々にできればいいのかと思いますが、どんな人に向いている会社だと思いますか?
清水出る杭が打たれるようなことはなく、年齢や性別を問わず意見にはきちんと耳を傾けてもらえる会社だと思います。そのぶん、さっぱりした性格で、はっきりモノを言える人が向いていると思いますね。当面は、女性1人の職場でも気にせずに務められる人がいいのかなと(笑)。
菅井さまざまな経験を積んでみたいという積極性がある人におすすめな会社だと思います。事業領域が広いですから。逆に、限定的な分野に特化して突き詰めていきたい人だと、ギャップを感じてしまうかもしれませんね。清水さんが指摘したとおり、取り組む前からあれこれ悩むタイプよりは「まずはやってから考えよう」というサバサバしたタイプが向いているかも。
橋爪女性だからというハンデを感じなくて済む半面、女性だからと甘やかされることもありません。自分の頭で考え、道を切り拓いていくようなたくましさが必要だと思うな。
久下プラントをつくるうえでは、さまざまな関係者とのやりとりが欠かせません。人と接することが苦にならないことは必須条件だと思いますね。あと、現場では泥汚れなどがつきもの。男女問わず、ドロドロになっても気にしないタフさが必要かも。そのかわり、机上の設計が形を成していく様子を見られるのは大きな喜び。つくるものが大きいですから、子どもに誇れます。こんな点に魅力を感じる人なら大丈夫じゃないでしょうか。仲間が増えると嬉しいですね。