加藤 慎司Shinji Kato

Interview

事業部間の連携強化と業務改革によって
クボタ環境エンジニアリング株式会社を真に強い組織に変える

業務改革プロジェクト 主査
加藤 慎司
1995年入社(新卒)

各事業部が連携をとれる体制を整え、
会社の競争力強化につなげる

――間接部門は、社内でどのような役割を担っているのでしょうか?

現在のクボタ環境エンジニアリング株式会社には複数の事業部があります。このサイトに登場する社員でも指摘している人がいますが、各事業部が個別企業のようになっていて、うまく連携できていません。この課題を改善し、各事業部に横串を刺すのが私たち間接部門のミッションです。具体的には、研修や資格取得支援などの人材育成制度の整備、全国各地の事業所における安全管理やトラブル対応の支援、経営数値の管理や社内規定の整備など、全社に関わる幅広い業務を担当しています。また、各プラントの設備機器を維持管理する上では、モニタリングや故障診断が欠かせませんが、マンパワー不足が懸念されます。そこで、ICT技術やIoT技術を活用した業務の自動化にも取り組んでいます。

――会社を支える重要なミッションですが、担当なさってみた感想は?

私が入社したころは小さな会社でしたが、担当事業の拡大とともに組織も大きくなりました。現場に近い部門から異動してきて、我が社はさまざまな部分で大企業病に陥っているのだと気づいて驚きました。例えば、事業部間の連携。現実には、焼却炉に水処理施設を導入することもあれば、し尿処理施設に小さな焼却炉を設置することもあります。ところが、事業部間で協力し合わずに設備メーカーに設計も含めて外注してしまうがケース多いのです。各事業部がそれぞれ高度なノウハウや技術を有しているのに、連携をとる仕組みや体制が整備されていないからです。単にもったいないというだけでなく、クボタ環境エンジニアリング株式会社の総合力に期待して発注してくださったお客様を失望させることにもつながりかねません。私たちが業界内で競争力を発揮するには、解決する必要がある課題ばかりなので、使命感を刺激されますね。

業務のムダを徹底的に排除し、
優れた技術や知見の共有化を目指す

――業務改革プロジェクトに関わることになったきっかけは?

以前所属していた部門で、各事業所へのシステム導入を試みたことがプロジェクト発足の契機になりました。効率化のためのシステム導入なのに、多くの社員が使いたがらなかったんです。その理由を調べてみると、そもそも日々の職務に多くのムダがあり、システムを導入するとさらに負担が増えてしまうという実情が判明したのです。システム導入の前に、業務そのものの見直しが必要だと感じ、経営陣に直訴したわけです。

――プロジェクトに取り組んでみて気づいたことはありますか?

ムダが多いというだけでなく、特定のノウハウや技術を有したベテラン社員にしか担当できないような職務が多いということにも気づきました。技術や知見を伝承・共有する仕組みが未整備なので、「●●な仕事が発生したら■■さんに任せる」という感じになってしまっているのです。このままでは、ベテラン社員が定年などで抜けると途端に対応できなくなってしまう。お客様に提供するサービスの質が落ちてしまうのです。同時に、高度な技術や知識を有した社員を正当に評価する制度を整備しないと、優秀な人材の流出にもつながりかねません。課題は山積ですね。

旧態依然とした風土は刷新し、
全社員が自発的に考える集団にしたい

――今後、加藤さんが目指すところは?

まず、数年のうちにシステムを入れ替えたいですね。全社員の業務を見直した上で最適なシステムを開発・導入し、業務効率アップや業務品質向上などを実現させたいです。そのうえで事業部間を結ぶネットワークを整備し、他の追随を許さないようなパフォーマンスを発揮できる会社にしたいです。もともと、各事業部に優れた技術や知見が蓄積されているわけですから、必ず実現できるはずです。

――目標を実現させるために必要なことはなんでしょう?

「今までのやり方に準じていればいい」という風土を排除し、各社員に問題意識を持ってもらうことですね。そのためにも、新システムの導入によって「こんなに働きやすくなるのか」と実感してもらう必要があると思っています。やり方を変える有用性を知れば、よりよくするためにはどうすればいいのかを自発的に考えるようになると思いますから。

さまざまな経験を積める点に
魅力を感じる人におすすめしたい

――どのような人に入社してほしいと思いますか?

最近は、事業や職種を限定して就職活動に臨む人が多いように感じます。しかし、クボタ環境エンジニアリング株式会社の良さは、幅広い経験ができることにあると思うんです。視野を広く持って、さまざまなことに興味を抱ける人に仲間になっていただきたいですね。ここまで、問題や課題ばかりに触れてきましたが、クボタ環境エンジニアリング株式会社には、前向きな意見やチャレンジは後押ししてくれるという、いい社風も備わっています。自分のアイデアや積極性で、新たな道筋をつくっていけるんですね。こんな部分にワクワクする方には、ぜひ門をたたいていただきたいと思います。

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